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コンカースって何?イギリスでは世界大会まで存在する栃の実を使った子供の遊び [スポーツ]

先日、イギリスでコンカースの世界大会が開かれた。
コンカースと言うのは、栃の実(コンカー)と言う見た目は栗のような実に小さな穴を開けて糸を通し、ぶつけあって相手の実をかち割るだけのシンプルな遊びだ。

イギリスの子供たちの間で昔から行われていた遊びで、立ち位置的には日本で言うメンコやベーゴマに近い。
だが、この世界大会はかなりガチである。

コンカースのルール


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コンカースのルールは簡単だ。
栃の実を先端に括りつけた糸を勢い良く相手の栃の実に打つけ、割れた方が負け。

子供の遊びなので、本来はその辺に落ちている栃の実を片っ端から拾って来て、次から次へとぶつけあうポイントバトルなのだが、世界大会では一回勝負だ。

ちなみに、細かなルールも決められている。

糸の長さは端から実の部分まで20cm。
攻撃は1ターンに三回まで、ミスはそのままミス扱いとなる。
審判が攻撃出来る能力を失ったと判断されたら敗北となる。
同時に割れたら再試合。
攻撃時に紐が絡まったら、反則として敵に攻撃のターンが発生する。
5分立っても決着が束なった場合は、3ターン分の攻撃(9回)で勝敗を決める。
それでも十分に壊れなかった場合は、命中回数の多い方を勝ちとする。

というような感じ。

男性部門、女性部門、ジュニア部門、チーム部門まである。
ガチ勝負である。

これがコンカースでぶつけあう武器
Conker.jpg

コンカースのポイント


コンカースの強さはすべては実の硬さで決まる。

実を硬くするためには、採れたての実では無く1年程度置いた物が好ましい。
煮たり、軽く焼いたりして実を引き締めるのも良い。

と言っても、世界大会で使えるのは公式コンカースクラブが提供するものだけ。

コンカースクラブ側である程度硬く加工してあるが、熟練のマイコンカーの方が硬いだろう。
まあ、マイコンカーをこっそり持ち込んで使ったら反則だけれども。

実の硬さが殆ど変わらない場合は、ぶつける能力で差が出る。

勢いをつけると狙いが定まらなくなり、上手くぶつけられないし、
勢いが足りないとぶつけてもダメージが少ない。

延長線の場合、お互いに破壊出来なかった場合にはぶつけた回数で勝敗が決ることもあり、
守りに入って確実にぶつける作戦に出るものもいるようだ。

とは言え、熟練ともなれば実の弱い部分を見抜き、適切な角度で勢い良くぶつけてくるようだ。

子供の遊びも実に奥深い。

ちなみに、十数カ国から参加者がいるらしいが、
今年の優勝者もイギリス人だった。本場は強い。

2014年度チャンピオン
「ジョン・ドイル氏」
John_Doyle_2014.jpg

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