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何故こんな時に?エボラ治療に当たる医療スタッフが患者を見捨ててストライキ!過酷な現状が明らかに! [ニュース]

リベリア最大の医療機関で医療スタッフがストライキやサボタージュを起こしている。
最低限の治療は行える程度に仕事はしているようだが、患者を増やしたり積極的な医療行為を行っているかというと疑問だ。

エボラの患者は西アフリカ全体で1万人を超え、状況は悪化の一途を辿っている。
皆が一丸となってエボラと戦わなければいけないこの時期にどうしてこのような事態になったのだろうか?

劣悪な仕事環境


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その理由の一つが劣悪な環境にある。

エボラ患者は隔離が必須で、健康な人間との接触は可能な限り避けなくてはいけない。
しかし、そのためにわざわざ既存の施設を使える程、国は豊かではなく、新しい隔離施設を作る事もできない。

そのため、町外れの荒野にテントを立て、そこで患者を隔離している。
当然医療関係者もそのテントの中で医療を行為を行う事になる。

エボラが空気感染しないとはいえ、飛沫感染はしてしまう。
出血した患者から跳ねた血液や嘔吐物は非常に危険な汚染物で、空気を殆ど通さない防護服を着なければ行けない。

酷暑の中、空調も無いテントの中で何時間も死の危険と隣合わせの医療活動。
しかも、必死に治療を行っても、大半の患者は死ぬことがわかっているのだ。

辞めたくなる気持ちも分からなくはない。

貧国であるが故、賃金も安い


西アフリカで感染が広がっている国の多くが最貧国だ。

そのため、教育も行き届いておらず、衛生管理もままならない。
だからこそパンデミックが発生してしまったのだが、知識と技術の必要な医療従事者に支払える賃金も十分ではない。

今では多数の国連や欧米のNGOなどが参加してある程度の資金源は確保したものの、患者が増え続け、全く資金が足りていない。
国連が寄付を呼びかけても、まだ目標額の4分の1程度しか集まっていないようだ。

そんな中でのストライキ。
国家や西アフリカの存亡が関わる中でやることではないのだが、彼らもそれはわかっているはずだ。

分かっていても耐えられないと言うのが、西アフリカのエボラ最前線の状況なのだ。
エボラに悲鳴を上げているのは、患者だけではなく医療スタッフも同じだったようだ。

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