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脱法ドラッグの恐怖!脳細胞の破壊、大麻や覚醒剤より強い効果のあるドラッグ [ニュース]

脱法ドラッグの使用で運転中に意識不明になり、多数の死傷者を出した事件があった。
その事件以外にも、脱法ドラッグが原因で起こる事故は非常に多い。

違法ではない薬物


薬物依存を研究している神経医療研究センターでは、マウスを使って様々な薬物の依存や危険性などを研究している。

そして、その実験結果の中には、脱法ドラッグが違法なドラッグより遥かに危険である場合もあるという。

多くの違法薬物では、脳神経に作用し、脳神経の活動を阻害する効果を発揮することで、幻覚や興奮状態を作り出す。
しかし、中にはそれと同時に脳細胞を破壊する様な効果を持つ薬物もあるという。

覚せい剤や大麻にも見られない非常に危険な効果であり、すぐに違法薬物に指定される可能性が高い。

しかし、何故こう言った薬物が脱法、つまり違法ではない薬物として認定されるのか?

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変化と進化に対応できない法規制


原因の一つは、頻繁に改良される薬物だ。
現在の法律では、薬物規制は薬物の構造をきちんと指定した上で行われるが、そこから少しでも外れた場合には、違法ではなくなってしまうのだ。

これは、コンピューターウイルスが度々変化することでセキュリティで防げなくなったり、インフルエンザウイルスが変質することで従来の薬物が効かなくなると言う状況に近い。

薬物が法律を掻い潜る様に変化することで、違法ではない危険なドラッグが生まれてしまうのだ。

もちろん、そこには薬物を変化させている裏組織がいて、その組織が薬物を流通させている。しかし、その組織が作るのは「その時点では」違法では無い薬物であり、違法になった時点で生産をやめてしまう。

つまり、仮に悪意をもって脱法ドラッグを作っていたのだとしても、法律に違反することはしていないため、組織を糾弾する事はできないのだ。それどころか、新しいドラッグを作り、高額で売買することでどんどんそう言った組織は大きな組織へと成長していく。


考えられる対処方法


ヨーロッパの一部の国では、これらの脱法ドラッグに対し、薬物の構造を細かく指定した上で規制するのではなく、「違法な薬物に似た構造・効果」があるもの全てを規制すると言う手法をとっている。

これにより、違法な薬物を多少弄った程度では、法律をくぐり抜けられる薬物を作ることが出来なくなった。
しかし、この方法による弊害として、実際には安全で効果のある薬物も規制されることになり、その規制が外れるまでは薬物を医療機関で使えないと言う事態が発生している。

それ以外にも、悪意がなく医療に役立つとと思って作った薬物が違法になってしまう場合もあり、非常に難しい問題ではある。

しかし、少なくとも高い抑止力にはなっている。

脱法ドラッグは法律の抜け目を突いて生まれた薬物だ。
これを防ぐには、法律を変えて行くしか方法はない。薬物の規制は人の命に関わる問題だ。

お役所仕事だからとのんびりやっていて良いものではない、早急な対策が練られる事を切に願う。


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