水蒸気爆発とは?御嶽山噴火は予測できなかったのか?火口に詰まっていたものが水蒸気と共に噴出 [ニュース]
27日、御嶽山が噴火した。
死者や負傷者は多数。未だに救助作業が続けられている一方で、原因の究明も進められている。
おそらくは水蒸気爆発だという話だが、今のところ詳細は不明だ。
水蒸気爆発による噴火とは、一体どういう噴火の事を差すのだろうか?
三種の噴火に大別
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火山の噴火は大きく分けると三種類。
マグマ噴火。
水蒸気爆発。
マグマ水蒸気爆発。
噴火と言われて一番イメージしやすいのは、映画でも描かれるマグマ噴火。
赤いマグマが吹き出し、場合によってはドロドロと山頂から流れてくるようなタイプ。
この場合光熱のマグマが直接空から降ってきたり、山を下ってくるのは被害が非常に大きく、下流の地域は壊滅的被害を受ける。
実のところ、これ以外の2つのケースは厳密には噴火ではない。
火山が爆発と言われてもイメージがつかみにくいため、報道の際に噴火と一緒くたにしてしまうのだ。
水蒸気爆発は、マグマによって地下水が暖められ水蒸気になり、膨張した水蒸気が行き場を無くして火口から土や火山灰と共に噴出現象だ。マグマは噴出しておらず、要は火口に詰まっていたものが水蒸気によって噴出してしまったということだ。
マグマ水蒸気爆発は、マグマも火口から噴出するため噴火言っても過言ではないが、爆発のエネルギー自体は水が急激に水蒸気になったことによる体積の膨張が原因で、マグマの急激な移動によるものではない。原理はほぼ水蒸気爆発と同じだが、マグマがある程度急激に上昇し、地下水と接触してしまうとマグマごと水蒸気が噴出するため、この現象が起こる。
今回の御嶽山の水蒸気爆発
飛来したものの中に新しいマグマ片が含まれておらず、かなり前に冷えて固まったマグマや火山灰のみが降ってきたことや急速なマグマの移動などが含まれていないことから、今回の噴火はマグマが噴出しなかったただの水蒸気爆発であると考えられている。
とは言え、火口に詰まっていた固形物や火山灰が大量に空から降ってくるのが非常に危険なのは明らかで、今回は登山客が非常に多い御嶽山だったという事も被害が増えてしまった原因になっている。
火山の噴火には、必ずマグマの移動が含まれており、マグマが移動すれば高確率で小さな地震につながる。
今回の噴火は予測できなかったのだろうか?
予測はできなかったのか?
マグマがある程度急速に移動すれば、かなりハッキリとした地震が出るが、ゆっくりとしたマグマの移動は非常に多い。
今回もゆっくりとしたマグマの移動によるものと思われる小さな地震が観測されている。しかし、小さな地震が起きたからと言って噴火に繋がる可能性は非常に低く、活火山の下では常に何らかの地震が起きていると言っても過言ではない。
マグマ水蒸気爆発やマグマ噴火であれば、かなり大きな地震に繋がるため予測は可能だが、水蒸気爆発は非常にゆっくりとしたマグマ移動によって発生し、さらに爆発のためのエネルギーが地下水に伝わるまでの時間も非常に長くまばらだ。
仮に、今回の噴火の前兆と言われた地震を警戒して、入山を禁止した場合、数ヶ月に渡って入山が禁止されていた可能性がある。もしかすると、その間にまた小さな地震が起きて再び、入山禁止となるかもしれない。
実際のところ、活火山に対する水蒸気爆発を正確に予測し、登山客を入れながら被害を防ぐということは非常に難しいのだ。
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この場合光熱のマグマが直接空から降ってきたり、山を下ってくるのは被害が非常に大きく、下流の地域は壊滅的被害を受ける。
実のところ、これ以外の2つのケースは厳密には噴火ではない。
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水蒸気爆発は、マグマによって地下水が暖められ水蒸気になり、膨張した水蒸気が行き場を無くして火口から土や火山灰と共に噴出現象だ。マグマは噴出しておらず、要は火口に詰まっていたものが水蒸気によって噴出してしまったということだ。
マグマ水蒸気爆発は、マグマも火口から噴出するため噴火言っても過言ではないが、爆発のエネルギー自体は水が急激に水蒸気になったことによる体積の膨張が原因で、マグマの急激な移動によるものではない。原理はほぼ水蒸気爆発と同じだが、マグマがある程度急激に上昇し、地下水と接触してしまうとマグマごと水蒸気が噴出するため、この現象が起こる。
今回の御嶽山の水蒸気爆発
飛来したものの中に新しいマグマ片が含まれておらず、かなり前に冷えて固まったマグマや火山灰のみが降ってきたことや急速なマグマの移動などが含まれていないことから、今回の噴火はマグマが噴出しなかったただの水蒸気爆発であると考えられている。
とは言え、火口に詰まっていた固形物や火山灰が大量に空から降ってくるのが非常に危険なのは明らかで、今回は登山客が非常に多い御嶽山だったという事も被害が増えてしまった原因になっている。
火山の噴火には、必ずマグマの移動が含まれており、マグマが移動すれば高確率で小さな地震につながる。
今回の噴火は予測できなかったのだろうか?
予測はできなかったのか?
マグマがある程度急速に移動すれば、かなりハッキリとした地震が出るが、ゆっくりとしたマグマの移動は非常に多い。
今回もゆっくりとしたマグマの移動によるものと思われる小さな地震が観測されている。しかし、小さな地震が起きたからと言って噴火に繋がる可能性は非常に低く、活火山の下では常に何らかの地震が起きていると言っても過言ではない。
マグマ水蒸気爆発やマグマ噴火であれば、かなり大きな地震に繋がるため予測は可能だが、水蒸気爆発は非常にゆっくりとしたマグマ移動によって発生し、さらに爆発のためのエネルギーが地下水に伝わるまでの時間も非常に長くまばらだ。
仮に、今回の噴火の前兆と言われた地震を警戒して、入山を禁止した場合、数ヶ月に渡って入山が禁止されていた可能性がある。もしかすると、その間にまた小さな地震が起きて再び、入山禁止となるかもしれない。
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by Cilas (2018-04-14 07:05)