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マレーシア航空、失踪に撃墜、経営難に大リストラ、従業員は既に限界 [ニュース]

3月には、旅客機が洋上に墜落し、数日前には撃墜されたマレーシア航空。
数年前から経営難に陥っており、大規模なリストラも何度も経験している。そこに、他国のミサイルによって撃墜されると言う事件が起こった。

既に、マレーシア航空の従業員の疲労は限界に来ている。

3月の失踪事件で限界が見え始める


マレーシア航空はマレーシアの国営企業であるが、サービスの質は高く1990年代をピークに東南アジア随一の航空会社へと成長する。

しかし、2006年の原油高から収益が悪化し、経営再建が始まった。
大規模リストラやコスト削減を行いつつも、サービスの質を保ち続け、イギリスのスカイトラック社から5つ星の航空会社として高い評価を受けている。

ただ、それでも業績は回復せず、LCCの格安航空で有名なエアアジアなどとの提携や経営陣の交代も行うが、経営は低迷したままだった。

そして、今年の3月に旅客機が行方不明になったことで利用者が激減。
さらなる経営難に陥る。

既に5月には経営破綻の選択肢も視野に入れた様々な改革案が示されていた。

そんな時にこの撃墜事故が起こる。

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マレーシア航空機撃墜


マレーシア航空機が、規制空域でなかったとしても、日本の大手航空企業などは避けて飛ぶような紛争地域を飛んだのは、この経営難が原因で少しでも燃料を安く浮かせるためだったと言う話もあるが、さすがに撃墜されるのは予想していなかっただろう。

これによりダメージを受けたのは経営そのものだけではなく、従業員にもダメージがあった。

「謎の墜落事故」と言うのも、かなり不気味な話だが、「撃墜」は恐怖の対象がはっきりしている。

宝くじに当たるより難しいとされる飛行機事故が、同じ航空会社で、半年間に二度起きたのだ。

何年間も働いている従業員であれば、これが如何に稀なことかは誰よりも理解しているはずだ。

「二度ある事は三度ある」ではないが、次は自分の身に起こると考えても、何らおかしなことではない。

実際に、労働組合の代表者も、「多くの従業員のモチベーションに影響が出ている」と話し、通常業務への影響が出ているようだ。

従業員の中には、出社拒否や搭乗拒否を行い、退職を仄めかす従業員もいることが、SNSからも見て取れる。

選択肢は売却か破綻


経営改革の方針の中には、一部事業の売却のみで済ませようと言う消極的な案もあったが、
今回の墜落事故を受け、マレーシア航空だけではなく、世界中の航空会社の搭乗率に影響が出ている。

マレーシア航空は大幅な事業縮小が必要になり、人員再編はもちろんのこと、おそらく企業の名前も含めた大きな変革が必要になる。

同時多発テロ事件でも、アメリカン航空と言う名称を変えようという話も出ていたが、今後少なくとも数年間は、マレーシア航空と言う名前を聞いて失踪や撃墜を思い出すだろう。

撃墜された機体に乗っていた人も、SNSに「失踪したらこの機体に乗っている」と言う旨の書き込みをしている。

従業員だけではなく、乗客が敢えてマレーシア航空を選ぶ理由は少ない。

窮地に陥ったマレーシア航空。
残された選択肢は、企業の民間売却か、経営破綻しかない。




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