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世界唯一のゲームシリーズ『スナイパーエリート』最新作、日本国内発売中止 [ニュース]

プレイステーション4および3での発売を予定していた『スナイパーエリート3』の日本国内発売が中止された。

日本国内での販売元であるスパイク・チュンソフトは公式ホームページ上で「諸般の事情」による発売中止を発表。

詳細はわからないが、残念きわまりない知らせである。

『スナイパーエリート』シリーズはRebellion制作の三人称視点狙撃ゲーム。プレイヤーはアメリカ人狙撃手として、第二次世界大戦の激戦に揺れる欧州を舞台に奮闘する。

多くの場合単独での潜入と狙撃を余儀なくされ、敵地のまっただ中でライフル一丁を頼りに文字通り這い回らねばならない。
狙い撃つ際は弾道と風向きを計算して狙いを調節せねばならず、一発外せば絶体絶命の危機に陥る場面も多い。
どのルートを通ってどこに行くか、どの敵をまず仕留めるか、狙撃の腕以上にそういった判断が鍵になる、癖の強いゲームである。

初代の『スナイパーエリート』は知らないが、『スナイパーエリートV2』では狙撃に成功すると、発射から命中までを追うスローモーションのシネマカットが入る。

これが実におもしろい。

なぜといって、命中の瞬間に命中箇所の内部図が表示され、頭蓋骨や内臓を弾丸が砕く場面が見えるのだ。
頭であれば頭蓋骨が、胴体であれば心臓や肺、肝臓がピンポイントで透けて見えて、撃ち抜かれて潰れたり砕けたりする瞬間をつぶさに観察できる。
当たり所と当たりようによってちょっとずつ挙動が変わってくるので、グロさにさえ慣れればけっこう楽しめるシステムである。

このカットシーンは頭や心臓、肺など主要な急所に命中弾が入れば自動的に入るのだが、なぜかキンタマを撃ち抜いても同様のカットシーンが入る。

このゲームが世界唯一たる所以はここにある。

空爆で破壊された建物の瓦礫の上を這い回り、屋根の吹き飛んだビルから狙うのはナチ野郎のキンタマ。

敵スナイパーが時計塔の上に陣取っていて、その目をかいくぐりながら狙撃ポイントを捜し出し、狙い定めるはナチの狙撃手野郎のキンタマ。

敵の警戒ものものしく、その中心にいるナチ要人。影のごとくに忍び入るスナイパーが狙うのは、当然そいつのキンタマふたつ。

狙撃なら他のゲームでも好きなだけできる。
しかしナチ野郎のキンタマを撃ち抜いて、あまつさえ弾丸がキンタマを抉り飛ばす瞬間をゆったり見物できるゲームは世界のどこを探しても『スナイパーエリート』しかない。

『スナイパーエリート3』の部隊は北アフリカ戦線。
パットン大戦車軍団とロンメル機甲部隊が砲火を交えた苛烈な戦場を部隊に、ナチ連中のキンタマを思う存分撃ち抜く快感を日本のゲーマーにも是非味わってもらいたかった私としては、残念きわまりない知らせである。









posted by nino-sanjo at nice!(0)  コメント(0) 
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