ブラジルの暴動ではなぜバスが燃やされるのか?年に千台以上破壊され、バス会社は悲鳴を上げる [ニュース]
ブラジルの大敗で暴動、なぜか燃えるバス
サッカーブラジルワールドカップ準決勝。
7-1でブラジルがドイツに大敗した直後、暴動が起きて30台以上のバスが破壊された。
人的被害はあまりないようだが、沢山のバスが燃やされた。
そもそも何故バスなのか?
ブラジルのスポンサーと言うわけでもなく、ドイツ人が経営しているわけでも無い。
普通の公共バス会社のバスだ。
調べて見たが、どうやらはっきりコレという理由があるわけではないらしい。
そもそも、破壊する側が明確な目的を持ってバスを破壊しているわけではないというのもある。
鬱憤やら不満やらが溜まり、それのはけ口にバスを選んだというだけ。
イライラした時に空き缶を蹴っ飛ばす様な感覚で、ブラジルの暴徒はバスを壊す。
ただ、もはや慣習的なものと言えるほど、「ブラジルの暴動ではバスが破壊される」のが当たり前になっているようだ。
スポンサーリンク by Google
ブラジルでは公共交通機関が主要な移動手段
ブラジルでは渋滞が酷い。人口に対して道路の大きさが十分ではないからだ。
そのため、地下鉄やバスなどの公共交通機関での移動が推奨されている。
もちろんバスも渋滞に捕まるのだが、自家用車で一人一台車を使うよりは、バスを使って貰ったほうが渋滞の緩和には役立つわけだ。
そんなわけで、ブラジルの都会では他の同規模の都市に比べてバスが多い。
そのためか、暴動が起きた際には、やたら目につく壊したらスッキリしそうな箱が狙われやすくなる。
ブラジルに限ったことではないが、暴動では車が破壊される事が多い。
理由は単純で、大きくて壊し得る、普段は壊してはいけない物だということ。
高層ビルが多い都会では、建造物は壊せない。車も沢山破壊されるが、小さな車よりバスの方が壊すと爽快なのだろう。
燃やされるブラジルのバス
「バスを狙え」が決定的になった、賃上げ暴動
そして、元々バスが狙われやすかったブラジルの暴動で、バスがターゲットになるのが完全に慣習化されたのが、昨年13年の公共機関の賃上げ反対運動だった。
公共交通機関が一斉に賃上げする事が決まり、それに反対する暴動が発生した。
これに関しては、抗議の相手がバス会社なので、当然バスや鉄道が狙われる。
しかし、当然というか仕方ないというか、列車を破壊するのは難しい。
なので、バスを狙って暴動が起こった。
ブラジルの広い範囲で暴動が起こり、次々にバスが破壊され、12年は600台だったバスの破壊が、13年は倍の1200台に達した。
ちなみに、ワールド・カップの開催直前にも、暴動でバスが破壊されている。
もはや、ムカついたらバスを燃やすのが、当たり前になっているのだ。
サンドバッグ状態である。
ある意味、バスを壊すとそれだけ不満が晴れるのかもしれないが、
ここまでコンスタントに破壊されるのであれば、バス会社も何か手を撃たなければいけない。
バスの運賃を値上げして、壊されたバスを買い直すのではなく。
例えば、バスを非常に強固に改造するというのもありかもしれないし、壊される専用のバスを作ってしまうのも良いかもしれない。
エンジンなどのパーツはなく、よく燃えて壊したら楽しい壊されるためだけに存在するバスなんて、暴徒用のアトラクションに丁度良いに違いない。
スポンサーリンク by Google
【おすすめ記事リンク】
サラエボ事件とは?あれから100年、世界大戦の始まりを振り返る【その1】 ~日露戦争で揺らいだオスマン帝国の統治~
イスラム原理主義武装組織ISILとは?アル・カイダも持て余す過激組織
猫になりたい、そんな人のためのねこシミュレーター『Catlateral Damage』
神の手を持つ赤ひげ先生、服部匡志
『ドン・チャック物語』の反骨精神~まどか☆マギカに通じる、スタイルと内容の剥離
SNSは青少年の飲酒を防ぐか
キューバ人選手のセペダとグリエル、年俸一億円の価値とは?
サッカーブラジルワールドカップ準決勝。
7-1でブラジルがドイツに大敗した直後、暴動が起きて30台以上のバスが破壊された。
人的被害はあまりないようだが、沢山のバスが燃やされた。
そもそも何故バスなのか?
ブラジルのスポンサーと言うわけでもなく、ドイツ人が経営しているわけでも無い。
普通の公共バス会社のバスだ。
調べて見たが、どうやらはっきりコレという理由があるわけではないらしい。
そもそも、破壊する側が明確な目的を持ってバスを破壊しているわけではないというのもある。
鬱憤やら不満やらが溜まり、それのはけ口にバスを選んだというだけ。
イライラした時に空き缶を蹴っ飛ばす様な感覚で、ブラジルの暴徒はバスを壊す。
ただ、もはや慣習的なものと言えるほど、「ブラジルの暴動ではバスが破壊される」のが当たり前になっているようだ。
スポンサーリンク by Google
ブラジルでは公共交通機関が主要な移動手段
ブラジルでは渋滞が酷い。人口に対して道路の大きさが十分ではないからだ。
そのため、地下鉄やバスなどの公共交通機関での移動が推奨されている。
もちろんバスも渋滞に捕まるのだが、自家用車で一人一台車を使うよりは、バスを使って貰ったほうが渋滞の緩和には役立つわけだ。
そんなわけで、ブラジルの都会では他の同規模の都市に比べてバスが多い。
そのためか、暴動が起きた際には、やたら目につく壊したらスッキリしそうな箱が狙われやすくなる。
ブラジルに限ったことではないが、暴動では車が破壊される事が多い。
理由は単純で、大きくて壊し得る、普段は壊してはいけない物だということ。
高層ビルが多い都会では、建造物は壊せない。車も沢山破壊されるが、小さな車よりバスの方が壊すと爽快なのだろう。
燃やされるブラジルのバス
「バスを狙え」が決定的になった、賃上げ暴動
そして、元々バスが狙われやすかったブラジルの暴動で、バスがターゲットになるのが完全に慣習化されたのが、昨年13年の公共機関の賃上げ反対運動だった。
公共交通機関が一斉に賃上げする事が決まり、それに反対する暴動が発生した。
これに関しては、抗議の相手がバス会社なので、当然バスや鉄道が狙われる。
しかし、当然というか仕方ないというか、列車を破壊するのは難しい。
なので、バスを狙って暴動が起こった。
ブラジルの広い範囲で暴動が起こり、次々にバスが破壊され、12年は600台だったバスの破壊が、13年は倍の1200台に達した。
ちなみに、ワールド・カップの開催直前にも、暴動でバスが破壊されている。
もはや、ムカついたらバスを燃やすのが、当たり前になっているのだ。
サンドバッグ状態である。
ある意味、バスを壊すとそれだけ不満が晴れるのかもしれないが、
ここまでコンスタントに破壊されるのであれば、バス会社も何か手を撃たなければいけない。
バスの運賃を値上げして、壊されたバスを買い直すのではなく。
例えば、バスを非常に強固に改造するというのもありかもしれないし、壊される専用のバスを作ってしまうのも良いかもしれない。
エンジンなどのパーツはなく、よく燃えて壊したら楽しい壊されるためだけに存在するバスなんて、暴徒用のアトラクションに丁度良いに違いない。
スポンサーリンク by Google
【おすすめ記事リンク】
サラエボ事件とは?あれから100年、世界大戦の始まりを振り返る【その1】 ~日露戦争で揺らいだオスマン帝国の統治~
イスラム原理主義武装組織ISILとは?アル・カイダも持て余す過激組織
猫になりたい、そんな人のためのねこシミュレーター『Catlateral Damage』
神の手を持つ赤ひげ先生、服部匡志
『ドン・チャック物語』の反骨精神~まどか☆マギカに通じる、スタイルと内容の剥離
SNSは青少年の飲酒を防ぐか
キューバ人選手のセペダとグリエル、年俸一億円の価値とは?
コメント 0