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戦車で走る! 機関銃を撃つ! アメリカ田舎町の鉄骨企業「Drive A Tank」 [趣味]

戦車を好きに乗り回せるとなれば、ひとはいくら払うだろう。

うなるエンジン、きしむ鋼鉄。履帯から泥を跳ねさせ、乗用車など問題にならない馬力で駆けめぐる。
こんな体験は一生になかなかできるものではないだろう。戦車に興味がなくとも、できるのなら試しにやってみたいという人もいるのではないだろうか。

ミネソタ州でならそれができる。一回$3000と少々値は張るが、それでも戦車が動かせるのだ。

アメリカ合衆国はミネソタ州に本拠を置く「Drive A Tank」社は、顧客に戦車を操縦させるサービスを提供している世にも稀な会社である。
ただ運転するだけでなく機関銃を実際に撃ったり、追加料金で車を踏みつぶせるオプションまである。

サービスは4つのコースに分かれていて、それぞれ操縦する車両の種類やオプションが違ってくる。

一番安価な「基礎トレーニング」コースは$199。装甲車両の乗り心地を体験するためのコースで、実際に運転はできない。
ハンヴィーとFV432の2種類の車両に搭乗してコースを巡るだけで、お試しコースの色が強い。さらに厳密にはどちらも戦車ではないのだが、感覚をつかむには十分。
第二次大戦中に使われていたステン短機関銃というマシンガンの射撃もできるので、銃をバリバリ撃ってみたいという人ならこれだけでも十二分に楽しめるだろう。

次は$399の「星3つ:中将」コース。このコースで乗れるのはイギリス製の自走砲、FV433アボットである。
やっと大砲のついたそれらしい車両に乗れる。残念ながら大砲を撃つことはできないが、このコースなら自分で操縦ができる。
追加料金で同行者を2人まで連れて行ける。1人は操縦者の膝の上で一緒に乗ることができ、もう一人は射撃場でマシンガン発射の様子を撮影できるという。
同じく追加料金で車を踏みつぶせるオプションがつけられる。
細かい区分にこだわらない人なら、大砲付きの重厚な車両を動かしたということで結構満足できるだろう。

次は$599の「星4つ:大将」コース。操縦できるのはFV433アボットとFV432の2種類で、試し撃ちができる銃も3種類に増えている。
このコースでも同行者と車のオプションをつけることができる。
操縦する車両に変化はないので、中将コースよりちょっと豪華になったという趣だ。

最後に紹介するのが真打ち、「星5つ:陸軍総司令官」コース。
お値段は驚きの$3000だが、ここでついに掛け値無し、本物のT-55戦車を操縦できる目玉コースである。
同行2人のオプションと、チーフテン戦車で車を踏みつぶせるサービス、試し打ちできる銃は5種類と、文句なしの豪華さ。
ヘリコプターも撃ち抜くというバレットM82の試射が1発だけできると書いてあるが、個人的にはこれが一番気になっている。

戦車でない走行車両であれば比較的手ごろな価格で、十分な軍資金があれば戦車も動かせると幅広いサービスを提供している「Drive A Tank」。アメリカ旅行を考えているなら、ちょっとミネソタまで足を伸ばして派手なドライブを楽しむのも一興だろう。








posted by nino-sanjo at nice!(1)  コメント(0) 
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