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20世紀はスネ夫がラジコンを壊されて泣く時代だったが、21世紀は米軍がラジコンを壊されて泣く時代になった [ニュース]

子供の頃に「ドラえもん」のマンガをボロボロになるまで読んでいたものだが、なんとなくスネ夫といえば模型やラジコンというイメージがある。
正確にはラジコンに定評があったのはスネ夫のいとこで、大概ジャイアンに壊されて泣いていたような印象なのだが。
ラジコン絡みで印象に残っている話がひとつある。のび太とドラえもんが戦艦大和のラジコンを川に浮かべて遊んでいたところを、スネ夫がいとこと共にラジコン飛行機で襲撃するというものだった。プロポ一つで複数の機体を動かす驚異的な操縦技術と、爆撃まで可能にしたという魔改造ぶりでラジコン大和を沈めるのだが、最後はドラえもんが持ち出してきた小型潜水艦によって乗っていたボートを沈められ、戦争の虚しさを嘆きつつ帰路につくという、たしかそんな話だった。

ラジコン兵器など当時はピンとこなかったのだが、第二次大戦時にはすでに爆撃機を無線操縦できるよう改造したものや、小型のラジコン戦車に爆薬を積んだものが存在していた。
衛生による通信技術や小型の電子器機が発達してくると、遠隔地からの偵察や攻撃に使うための無人機の研究が始まった。その最大手はアメリカで、1990年代には米軍に無人偵察機が配備され始め、2000年代に入るとミサイルで武装した無人攻撃機が実戦投入されイラクやアフガニスタン上空を飛び交った。
アメリカはさらに民間利用も推進している。民間利用のための法整備が着々と進んでいて、2015年から商用の無人機利用が始まるらしい。無人ヘリがピザの宅配に来る日はそう遠くないことだろう。

ところがつい先日、その流れに一石を投じる記事がワシントン・ポストに掲載された。2001年から2013年末までに無人機の墜落事故が判明しているだけで400件以上起きていて、うち50件近くが米国内で起きたというものだ。
この50件という数字は、無人機が戦場で使われていたイラクやアフガニスタンに並ぶ。

動作不良、人為的ミス、悪天候など事故原因は多岐にわたる。現場もさまざまで、家や農場、道路に水路への墜落、果ては飛行中の輸送機に激突したという例まである。幸いにして死者が確認されてはいないが、あわや、という例は枚挙に暇がないという。

同誌は無人機の操縦の難しさ、レーダーや衝突回避装置などの装備や故障時の非常安全装置の欠如、そしてコントロールに必要な衛星通信が途切れやすい点を指摘。商用利用に耐える安全性の確保には上記の改善が不可欠であるとした。

来年から米国で民間利用が始まる無人機産業は2025年までに820億ドルの経済効果をもたらし、100,000人分の雇用を創出すると試算されている。将来的に成長が期待される産業であるだけに、政府の対応が注目される。








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