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ボウ・バーグダル軍曹の脱走疑惑!親に送られたメールに隠された心 [ニュース]

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捕虜の米兵は脱走だった?


先日、タリバン幹部の囚人5名との交換で救出されたボウ・バーグダル軍曹に、脱走疑惑が浮上している。

別の記事で説明しているが、バーグダル軍曹は哨戒中に行方不明になったと思われていた。

しかし、これはあくまで、タリバン側が撮影したビデオにおける本人の証言である。

バーグダル軍曹と同じ部隊に所属していたマット・ヴィールカント氏はこう語る。
「彼が姿を消した当時はムカついたが、その後の成り行きにはもっとムカついている。なぜ、グアンタナモの囚人を戦争中に脱走する様な裏切り者と交換しなければならない? 彼を捜索するために、犠牲になった兵士だっているっていうのに」

戦闘中に負傷し、捕虜となった兵士ではない。
作戦行動中に駐屯地から脱走し、捕虜となった兵士を救うために勇敢に戦う兵士が死ぬのは道理に合わない。

ヴィールカント氏以外にも、彼と同じ部隊にいた兵士の多くが、同じように感じているようだ。


それを裏付ける様な情報としては、彼が行方不明になった際に彼の持ち物から消えていたのが、

「コンパスや地図、そしてわずかな水」

だけだったと言うこと。

夜間に歩哨に出ていたのであればライフルや予備の弾は勿論、暗視装置やフラッシュライト等を携行し、フル装備でしかるべきである。

コンパスや水だけ持って、夜間に基地の外で哨戒するなんてことはあり得ない。

仮に哨戒中だったとしても、たった一人で哨戒しなければいけない自体も考えにくい。

米軍の作戦行動の最小単位は、特殊部隊でもなければ二人一組が原則。

「たった一人で基地から消えた、彼を見た者もいない」

これが意味するのは、ほぼ間違いなく脱走なのである。

また、彼が親に当てたメールにも、軍曹の当時の心境が見て取れる。

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戦争に嫌気がさしていた軍曹


彼が戦争に、そして米国に嫌気が指していたことを示すメールも残されている。

彼が両親に当てた最後のメールにはこう書かれていた。

「嘘にまみれて時間を浪費するのはもったいない。人生は短いから、他人のゴタゴタに付き合ったり、ばかな奴らの間違った考えに協力したりする暇はない。彼らの考えをずっと目にしてきて、僕はアメリカ人であることすら恥ずかしく思う。アメリカ人がどっぷり浸かっている独善的で傲慢な態度は恐ろしい。すべてがぞっとする」

「軍には正直な人間などいやしない。自惚れていてごますりの上手い能なしほど、上の階級に行って何でもできるように出来ている。こんなのは間違っている。アメリカ人であることが恥ずかしい。アメリカ兵士と言う肩書きなんて、欺瞞に満ち溢れている。本当にどこにいても申し訳ない気持ちで一杯になる。ここに住む人達には助けが必要なのに、世界で最も傲慢な国から、彼らが無価値で愚かな存在だと罵声を浴びせ続けられる毎日。彼らはもはや、どうやれば生きていけるのかわからないんだ。そして、アメリカ人は自分たちのお喋りに夢中で、軍用トラックのすぐ側で逃げまわり、転び、服を汚し、泣き叫ぶ子ども達に目を向けることをしない。それどろころか、彼らの目の前で、彼らのことをろくに知らない癖に彼らを馬鹿にし、傷つける。アメリカと言う国は最低だ。。。。ここに君たちの為にいくつかの箱がある、蓋を開けて、自由に使ってみると良い

最後の文における、「いくつかの箱」と言うのはもしかするとバーグダル軍曹自身のことだったのかもしれない。
国を捨て、彼らのために何か出来る事をしてあげたいという思いが隠されている様に思えてならない。


そして、真偽定からぬものの、彼がいなくなった時に、

『新しい人生を始める、アメリカ人である事を辞める』

などを意味する書き置きが残されていたと言う証言もあるらしい。


彼が自分の国に嫌気がさしており、何か別のことをしたいと思っていたのは一つの真実なのかもしれない。

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タリバンの証言


タリバン側は米兵を捕虜にしたことを語るビデオで、こう証言している。

「彼が基地から酔っ払って出てきたところを、基地を監視していた我々の仲間が捕らえた」


当初、タリバンのいつもの大嘘だと誰一人取り合わなかったが、

これは本当であれば、米軍の恥である。

てっきり、タリバン兵が茂みに潜んで隠密行動の上に捕まえたのかとおもいきや、
ふらふらと酔っ払って基地から出てきた無防備な兵士を、たまたま基地を監視していたタリバン兵が捕まえたと言うことだ。


米軍幹部もこのバーグダル軍曹の脱走疑惑に対して証言を避け、こう話している。

「今重要な事は、彼の健康を回復させることと彼を彼の家族に合わせてやることだ。彼が捕まった状況など詳しい事は追って調査を進める」


さらに、最終的にテロリスト取引してしまったことに対する懸念の声も多い。

人質テロの助長に繋がる捕虜の交換


「テロリストとは決して取引しない」

これは国や政府が意地を張って言っているのではない。

取引を認める事は、犯罪を助長することに繋がるからだ。

「アルジェリア人質拘束事件」で日揮の職員10名が死亡した事件は覚えているだろうか?

アルジェリア政府は、40人以上の人質を取られているにもかかわらず、
軍隊を突入させ、殆ど全ての人質を死なせてしまった。

軍の突入時に、テロリストが人質が死ななないように物陰に隠れるように命じたと言う話も残っている悲惨な事件。

しかし、国家としては「犯罪行為で、望みを叶えられる」と言う前例を作ってはいけない。

と言う前提があるのだ。


この交換で、タリバンは一人の下級兵士と引き換えに、5名の幹部を救出したと、

タリバン側の「勝利」を語っている。


これにより、アメリカ人の拉致や兵士の捕虜交換の要求が増えるのではないか?

攻撃が激化するのではないか?


幸いにも、今のところ米軍兵士の捕虜は存在しないことから、捕虜交換が必要になる場面は無い。

しかし、これから何も起こらないとは言えない。

前例を作ってしまったのだ。

それによる懸念が広がっており、「何でも良いから救えば良い」と言うわけではないと言う声も多い。



何故バーグダル軍曹は消えたのか?

親に送られたメールが本当に彼のものだったのか?

当時の彼の精神状態はどうだったのか?


どうやら、「最後の米軍捕虜」のストーリーは捕虜が救出されただけでは終わらないらしい。


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