小保方氏のとばっちり、調査委員の三人(現職二人) [科学]
理研の調査委員2氏の論文に不正なし
"新型万能細胞とされる「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題にからみ、理化学研究所は13日、調査委員会の委員を務めた古関明彦グループディレクターと真貝洋一主任研究員、元調査委員長の石井俊輔上席研究員の論文計5本について、指摘された疑義に関する予備調査の結果を発表し、いずれも不正はなかったとした。石井氏は疑義が指摘されている論文が他にもあり、さらに調査する。"
とんだとばっちりです。
疑義に関する報告って話ですが、誰が疑義を提出したんですかね?
まあ、面白いのが調査委員会の調査をするための調査委員会を作って調査したって言うのだから。
そのうち調査委員の調査委員の調査を依頼する人も出てくるかもしれません。
要は信用出来ないってことでしょうか?
そんなことは無いと思いますけどね・・・論文は公表されているので、第三者機関が本格的に調査したらバレてしまいますから。隠蔽したと言われたら信用は失墜です。
本当にそうならないとは言い切れませんが・・・
ちなみに、中にはコピペはコピペだけど問題ないコピペってのもあったみたいですね。
別の実験のものだけど、同じ環境を再現した画像だった、とか。
要は追試の時の写真ですね。
写真撮り忘れたら認められないとかだと面倒なので。
綺麗に画像が取れるは限らないんですよね。
同じ環境で何度も試験をして、綺麗に撮れたものを論文に載せるってこともあるんですね。
一応、調査委員をしている方々はそうそうたる顔ぶれなので、
不正・・・というか、素人な論文は書かないものと思いたいのですが・・・
眞貝 (真貝) 洋一 主任研究員
ハーバード大学とコロンビア大学で博士号を貰っている超エリートです。
理化学研究所(理研、理化研)でもエース的なポジションですね。
アメリカの大学は、論文の不正についてはめちゃめちゃ厳しいですし、
不正検査用のソフトウェアとかもあります。
少なくとも、正しい論文の書き方というのを知っている人であるのは間違いありません。
ちなみに、小保方氏はハーバードに留学はしているけども、博士号は取っていません。
石井 俊輔 上席研究員
理化学研究所に30年以上関わってきたベテラン中のベテラン。
理化学研究所のことなら何でも聞いてくれってところでしょう。発言力は高そうです。
アメリカの国立癌研究所(NCI)で客員教授の経験はあるようなので、
論文の書き方を間違うというのも考えにくいです。
NCIはアメリカの生物学研究者の頂点とも呼べるような研究所です。
古関 明彦 グループディレクター
この方は他の二人と違って、エリートコースのベテラン研究員と言う感じでは無いですが、iPS細胞関係の研究をしています。
iPS関係の論文も多数作成しており、疑義のある論文にも少なからず関係しているようですね。
なんだか、iPSに代わる新しい細胞と呼ばれたSTAP細胞の不正で取り上げられるiPS論文と言うのは少し皮肉ですね。
まあ、経歴を見てもしょうがないのですが・・・小保方氏は経験豊富なベテランってわけじゃなかったのが一番の原因なんですよね。
ベテラン研究員がそれに気づくべきだったんですが・・・先輩や上司ってのはそんなものです。
経験豊富で、知識も凄い。ちゃんと見ればきっと問題にも気付いてくれたでしょう。
でも、見ている様で見ていない。
なんというか・・・本来は防げたけど、いろいろな要因が重なってしまった。
という気がしてなりません。
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