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ザンビア共和国、アフリカで最も安全な国? [ニュース]

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ザンビア共和国って?


近年、日本政府が援助に力を入れ、多くの日系企業が進出し始めた国、ザンビア共和国。首都はルサカ。
発展途上国の中でも、更に下、後発開発途上国と言う位置づけであり、国家としては最貧国に分類される非常に貧しい国です。
しかし、東南アジアの発展が進み、中東では騒乱が相次ぎ、今後数十年と言うスパンで見た時に、発展が急速に進むと考えられているのがこのアフリカ。

そして、経済が発展する上で重要なのが治安。
人が安心して働けるかどうか、外国人が渡航しても大丈夫な国かどうか、取引が安全にできるかどうか、これが鍵になる。

外務省の格付けでは、危険度1.5(0が安全で、日本やアメリカは0、中国は0.5) 「十分注意して下さい」クラスとなっており、地域別では以下の様な警告がなされています。

首都ルサカの位置は、写真中央やや下。ジンバブエの国境付近。
2013T110_1.gif

一部国境付近は「渡航の是非検討」となっており、反日デモが起こっている地域の真っ只中レベルの危険度ということになります。

外務省のガイドラインにはこう書かれていました。

「ひったくり等の軽犯罪はもとより、軍用小銃を用いたカージャックや強盗等、組織的な凶悪犯罪が昼夜を問わず日常的に発生している現状です。
当国では、治安や防犯を警察に頼ることは望めませんので、私たち在留邦人は、基本的に自らの安全を自らの手で守らねばなりません

「マジかよ・・・本当に安全なのか?」

と思いたくなる気持ちもわかる。

しかし、アフリカの中ではまだまだ全然安全なのです。

その理由については、これから説明します。

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それでも安全だと言える理由


アフリカ諸国の中では、ヨーロッパ圏からの独立が比較的早く、国連入りも早かった。イギリス領土だったことから英語の話者が多く、公用語となっています。
そして、銅を中心に据えた産業を推し進め、中国などの経済支援を得ることで他のアフリカ諸国に比べれば「マシ」な経済体勢を築けました。ザンビアの主要鉄道であるタンザン鉄道が作れたのも、中国の支援のおかげでした。

とは言え、今では銅の採掘施設は老朽化し、銅だけに頼った経済では立ち行かなくなってきています。
今でも最貧国の位置づけではあるものの、比較的早い段階で民主化していたこともあり、他のアフリカ諸国の様な民族紛争や権力闘争で治安悪化の「ピークは過ぎている」といえます。

そのため、日本を含め、各国の経済支援があればこれから発展していける土壌は整っていると言えるでしょう。

観光資源としては、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている有名なヴィクトリアの滝がある。
この観光地を中心に経済発展があったのも、比較的治安がマシな理由の一つ。
ただ、そのせいで滝周辺の景観や衛生面に問題が出始め、世界遺産登録から外したほうが良いのではないかという意見も出てきているそうです。

ザンビアで働く日本人


ここには、日本から海外単身赴任で働く多くの日本人労働者がいる。
主に、銅や鉛関連の事業やインフラ系、農業系の公共事業で来ている日本人だが、彼らはどんな生活を送っているのだろうか?

実は・・・かなりウハウハである。
昔から外国の支援を受け、外国人を丁重に扱うことで利益が出ることを知っている国。
そのため、国内の大部分の貧困地帯からは隔離された高級住宅街が存在し、日本の様な先進国の人間は、首都ルサカ近郊の「お金持ちのための地域」で生活している。

外務省の言うように、確かに警察は当てにならないが、それは国内の大部分での話であって、高級住宅地の話ではありません。
この地域に関しては、比較的先進国に近い衛生環境と治安、交通、商業レベルを誇っている。
というか、日本人が自分で道路やインフラを整えて暮らしやすい場所を先に作ってしまった。
だからこそ、日本政府や企業がこぞって日本人のサラリーマンを送り込める様になっている。

とは言え、それ以外の地域では話は別。
治安は悪く、ボディーガードの一人や二人は必要になるし、国民の10人に1人はHIV(エイズ)の感染者という状況で、毎年コレラで多くの人が亡くなっていく。

日本を含めた国連やNGOの活動で、教育が進み、衛生面での危険な行動や予防についての認識が広まりつつあるが、まだまだ最貧国と言う位置づけは変わらない。

今後、発展してくる地域ではあるものの、日本人が日本にいる感覚で安全に暮らせる国だとは、とても言えそうにはない。


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