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エボラワクチンの重要性!富士フィルムのアピガン(ファビラピピル)ではダメ?治療薬との違い [ニュース]

エボラ熱の被害を収束させるには、ワクチンの開発が必須だ。
最近ではエボラ出血熱に効く治療薬も開発されている。

ZMappやアピガンがその一例だ。
なぜ使わない?エボラ出血熱の治療薬一覧、「アビガン・ZMapp・TKMエボラ」

しかし、忘れてはいけないのは、治療薬とワクチンは全く別物であることだ。

国際的に大きなシェアを持つ製薬会社で、ワクチンの開発は進められているが、最も重要なのはこっちだ。
英国、グラクソ・スミスクライン(GSK) → 年内
米国、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) → 年明け
米国、ニューリンク・ジェネティクス(NLINK.G)→ 年明け

治療薬では広がりを食い止められない


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何故、治療薬よりワクチンが重要なのかというと、治療薬は発症してから病院で投与される薬品だ。
つまり、エボラウイルスが体で広がって、病院に行くまでの間に別の健康な人間にエボラウイルスが伝染る可能性がある。

それではエボラの流行は食い止められない。

ワクチンとは、健康な人間に接種させて、抗体にそのウイルスや細菌に対する抵抗力を付けさせる薬品だ。

つまり、一気に国民に大量摂取させてしまえば、エボラウイルスが体に入り込んだとしてもその繁殖を抑えられて、感染の広がりを防ぐことが出来る。
特に、医療関係者が摂取できれば、知識のある貴重な人材をエボラで失うことも無く、海外の医療チームの派遣も容易になる。

治療薬はあくまで事後の武器で、発症から死亡するまでの期間が短いエボラにおける最大の関心は感染を防ぐことにある。

ワクチンの開発は最大手が担当


治療薬の開発は、実はかなり小さな製薬会社でも行える。
事実、ZMappを開発したMapp社の人員はわずか十数名らしい。

しかし、ワクチンとなると話は別だ。
というのも、ワクチンは大量生産が必須の薬品。
感染者よりも、当然健康な人間の方が多く、大量のワクチンが必要になる。

西アフリカの三国だけでも、2000万人の人口がいる。
可能であれば、全ての国民に接種させたい所だ。

さらに、周辺国や医療チームを派遣している国でも必要になることは明らかであり、億単位の数量が必要になるとも言われている。それほど大規模の生産体制を整えられるのは、世界屈指の大企業だけだ。

実際、ワクチン開発に名乗りを挙げ、WHOの指名を受けて開発している製薬会社はニューリンクを除いて、どれも超がつく大企業。
英国、グラクソ・スミスクライン(GSK) → 世界4位
米国、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) → 世界2位
米国、ニューリンク・ジェネティクス(NLINK.G) → 従業員数百名の小企業

治療薬はワクチンと違って、一人の患者に継続的に必要な薬品ではあるものの、ワクチンほど大量に必要になるものではない。
エボラによる死亡率は治療薬によって減らせるが、完全に収束させるにはワクチンを待たなければいけないだろう。


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