台風8号の進路と威力、風速と雨量。予想される被害は? [ニュース]
50年に1度の強力な台風
最大瞬間風速が75m/s、総雨量500ml
これは、50年に一度の規模の台風となります。
更に問題なのが進路であり、日本列島に沿って綺麗に縦断していく進路が予想されています。
気象庁発表の予想進路(7/8日現在)
風速75mを最後に日本で観測したのは、1970年の鹿児島名瀬での78m/sで、それ以降は70mを超える台風は観測されていませんでした。
総雨量500mmというのも、先日バルカン半島で起きた大洪水を優に超える雨量であり、洪水の危険性も非常に高いです。
台風慣れしているとは言え、風速75メートルと総雨量500ミリの規模に日本の街は耐えられるのでしょうか?
風速75メートルの被害
台風の風速の比較表などを見ても、風速70メートル以上と言うのは載っていない事が多く、想定風速の最大値である風速60mでは、「木造家屋は倒壊し、樹木は倒れ、鉄塔や電柱が傾く」と言われています。
無論、人はもちろん車の運転も不可能であり、下手をすると飛ばされていってしまう可能性もあります。
台風の風速被害想定とは別になりますが、風速70mや80mの速度が現実に起こり得る場合には、トルネード(竜巻)が想定されており、トルネードの被害基準(藤田スケール)に当てはめて風速75mを考えて見ると、「壁が押し倒され住家が倒壊する。非住家はバラバラになって飛散し、鉄骨づくりでもつぶれる。汽車は転覆し、自動車が持ち上げられて飛ばされる。森林の大木でも、大半は折れるか倒れるかし、引き抜かれることもある」という被害が予測されます。
少なくとも、1トン未満の物体は容易に吹き飛ばされると考えて良いでしょう。
鉄筋コンクリートでも危ういと言われている風速です。
日本全体を覆う以上、どこに逃げても直撃します。
とは言え、75メートルは瞬間最大風速であり、それが長時間続くと言う想定ではありません。
さらに、可能性としてこれだけの被害が出るというだけであり、住宅密集地では風の威力が弱まり、コレほどの風速になることは無いようです。
ただ、平地や高地など、風が強くなりがちな立地にある一軒家はかなり危ういかもしれません。
風で家屋が吹き飛ばされても良い様に、地下に避難すれば良いのかというと、事はそう簡単ではないようです。
雨量も決して侮れない雨量となっているようです。
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総雨量500ミリの被害
総雨量500mmと言うのは、厳密な規定が無いのではっきりとはいえませんが、「一定時間でそれだけの雨が一箇所に降る可能性がある」と言う認識で良い様です。
一定時間がどれくらいになるかというのは、台風の速度や規模で変化すると考えて下さい。
つまり、台風のピーク時間でどれくらいの雨が降るかと言う基準になるということです。
昨年、東京都などで観測史上最大の降水量を記録した台風第26号に匹敵するか、それ以上になる可能性も十分にあるようです。
26号の被害は、死傷者170名・浸水4000棟となっており、風速と進路を考えれば、それ以上の被害になることが予測されます。
対策
物が飛ばない様に固定したり屋内に入れるのはもちろんのこと、飛んできた物などで窓が破損したら確実に窓が風で全壊するので、可能であれば雨戸を閉めておきましょう。などなど、一般的な対策はもちろん必要ですが、はっきり言って家屋が全壊する可能性が高く、地下などへの非難も難しいので、堅牢な建物へ避難するのが一番の対策となります。
地域によって台風の影響は大きく違いますので、皆が皆非難が必要というわけではないでしょう。
自治体の報告や気象情報に気をつけ、素早く避難できるようにしておくのが、今回の台風8号への最大の備えとなるようです。
要は、
いつでも逃げられるようにしておきましょう。
ということです。
残念ながら、いざというときに家は役に立ちません。
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風速75mを最後に日本で観測したのは、1970年の鹿児島名瀬での78m/sで、それ以降は70mを超える台風は観測されていませんでした。
総雨量500mmというのも、先日バルカン半島で起きた大洪水を優に超える雨量であり、洪水の危険性も非常に高いです。
台風慣れしているとは言え、風速75メートルと総雨量500ミリの規模に日本の街は耐えられるのでしょうか?
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台風の風速の比較表などを見ても、風速70メートル以上と言うのは載っていない事が多く、想定風速の最大値である風速60mでは、「木造家屋は倒壊し、樹木は倒れ、鉄塔や電柱が傾く」と言われています。
無論、人はもちろん車の運転も不可能であり、下手をすると飛ばされていってしまう可能性もあります。
台風の風速被害想定とは別になりますが、風速70mや80mの速度が現実に起こり得る場合には、トルネード(竜巻)が想定されており、トルネードの被害基準(藤田スケール)に当てはめて風速75mを考えて見ると、「壁が押し倒され住家が倒壊する。非住家はバラバラになって飛散し、鉄骨づくりでもつぶれる。汽車は転覆し、自動車が持ち上げられて飛ばされる。森林の大木でも、大半は折れるか倒れるかし、引き抜かれることもある」という被害が予測されます。
少なくとも、1トン未満の物体は容易に吹き飛ばされると考えて良いでしょう。
鉄筋コンクリートでも危ういと言われている風速です。
日本全体を覆う以上、どこに逃げても直撃します。
とは言え、75メートルは瞬間最大風速であり、それが長時間続くと言う想定ではありません。
さらに、可能性としてこれだけの被害が出るというだけであり、住宅密集地では風の威力が弱まり、コレほどの風速になることは無いようです。
ただ、平地や高地など、風が強くなりがちな立地にある一軒家はかなり危ういかもしれません。
風で家屋が吹き飛ばされても良い様に、地下に避難すれば良いのかというと、事はそう簡単ではないようです。
雨量も決して侮れない雨量となっているようです。
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総雨量500mmと言うのは、厳密な規定が無いのではっきりとはいえませんが、「一定時間でそれだけの雨が一箇所に降る可能性がある」と言う認識で良い様です。
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つまり、台風のピーク時間でどれくらいの雨が降るかと言う基準になるということです。
昨年、東京都などで観測史上最大の降水量を記録した台風第26号に匹敵するか、それ以上になる可能性も十分にあるようです。
26号の被害は、死傷者170名・浸水4000棟となっており、風速と進路を考えれば、それ以上の被害になることが予測されます。
対策
物が飛ばない様に固定したり屋内に入れるのはもちろんのこと、飛んできた物などで窓が破損したら確実に窓が風で全壊するので、可能であれば雨戸を閉めておきましょう。などなど、一般的な対策はもちろん必要ですが、はっきり言って家屋が全壊する可能性が高く、地下などへの非難も難しいので、堅牢な建物へ避難するのが一番の対策となります。
地域によって台風の影響は大きく違いますので、皆が皆非難が必要というわけではないでしょう。
自治体の報告や気象情報に気をつけ、素早く避難できるようにしておくのが、今回の台風8号への最大の備えとなるようです。
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