世界のサイバー部隊、既に先進国レベルの北朝鮮でも戦力倍増。新たな戦争領域で日本は? [ニュース]
世界レベルの北朝鮮
先日の報道で、北朝鮮のサイバー部隊が現在の2倍に増強されると言う報道があった。
サイバー部隊というのは、インターネットやコンピューター、電子情報を駆使して、敵国の情報入手やネットワークシステムの改ざんなどを行う部隊のこと。もちろん、敵国やハッカーなどの攻撃を防ぐのも彼らの役目だ。
今までは、陸・海・空だった国家の戦場が、宇宙開発競争によって新たに宇宙が加わり、インターネットの発達によりネットワークのサイバー空間が新しい戦場として見られるようになってきた。
つまり、これからの国同士の戦いは、5つの戦場で戦われることになる。
陸海空とは違い、宇宙における戦争は非常に高度な技術力が必要なのと、デブリ拡大の懸念などにより、大規模戦争の最終局面に、核の代わりのオプションとして使われる、最後の戦場になるという見方が強い。
その一方で、サイバー空間は被害が分かりにくく、加害者の顔が見えないと言う点で、最も最初のに戦われる戦場だと言われている。
今後の戦争は、サイバー空間から始まり、次に陸海空での戦闘、そして宇宙へと広がっていく。
その中で、中国やロシア、アメリカなどはいち早く戦力の増強を始め、さらに北朝鮮まで高いレベルの戦力を備えていると言われている。
これらの大国に囲まれ、最も重要な地政学的位置にある先進国である日本は、一体サイバー空間に置ける戦闘をどう捉えているのだろうか?
世界の戦力
まず、名実共に最大戦力を誇っているのはアメリカだ。
民間企業だけでも数万のセキュリティ人員が配され、陸海空に海兵隊まで独自のサイバー部隊を備えている。もちろん、有名なCIAやNSAのサイバー部隊も健在だ。
アメリカにまさるサイバー戦力を誇る国家は無いと言って良い。
次に大きな部隊を持っているのが、ロシアか中国だと言われているが、以外に侮れないのが北朝鮮だ。
貧しい装備で有名な北朝鮮だが、それでも人員は豊富だ。
サイバー戦争には設備も大切だが、最も重要なのが人員の質と言われている。
近年起こったハッカーによる個人情報流出事件などは、数十人のセキュリティ要員のいる大企業に対して、数人のハッカーが行ったテロ行為であり、サイバー戦が数や設備の優劣ではなく、優秀な人員によって勝敗が分かれる良い例になってしまった。
北朝鮮などは、貧しいが故に力を入れている分野なのだ。
現在でも1000人を超えていると言う人員が、これからさらに倍になるという。
中国でさえ、サイバー部隊は二千人規模存在すると言われているが、北朝鮮が同じレベルになる。
そして問題の質だが、実は中国は質の劣化が著しいようだ。
というのも、中国の経済規模は急激に成長しており、その中でネットワークに精通する人間の価値は非常に高い。これらのエンジニアに対しては、高い給金が支払われており、軍にいるよりも豊かな暮らしが訳される。
つまり、先進国に行っている引き抜きが、自国のサイバー部隊に対して起こっているのである。
さらに、北朝鮮のサーバーの多くが中国に設置されており、北朝鮮によって被害を受けた場合、中国からのアクセスだと勘違いしてしまう。
もちろん、詳しく調べれば、北朝鮮によるものだとわかるのだろうが、近年多くのハッキング被害が中国サーバーを経由して行われているが、もしかするとこれらの大半が北朝鮮によるものである可能性もありえる。
極東だけでもこれだけの戦力が展開しているのに対して、日本のサイバー部隊と言うのは……実は非常に遅れている。
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システム防護隊
日本でも諸外国に遅れながらも本格的なネットワーク防衛部隊が整備されつつあるが、その人員は僅かに100人程度であり、サイバー大国の十分の一以下だ。
性質として、機密情報を保護する事が最大の目的であり、他国の情報を入手したり、ネットワーク上での工作を行う部隊ではない。つまり、防衛のための最低限の戦力としてはそれぐらいが妥当だという判断なのだろう。
しかし、敵が誰なのか突き止めるには、多かれ少なかれ攻撃に近い動きをしなくてはいけない。
ネットワークに置ける防衛とは、隙を作らないことに他なら無い。
仮に完璧なファイアウォールが存在するとすれば、それはどんな手段を用いてもハック出来ない。
通常、ハッキングというのはネットワーク上に存在するシステムの「脆弱性」を使って行われる。
これは、人間が作るプログラムであり、システムである以上必ずどこかに存在し、それを見つけられるかどうかがサイバー戦に置ける成否を分ける。
セキュリティソフトとハッカーの争いなどを見てもわかるように、これには終わりがない。
いくらアップデートしても、次から次へと攻撃手段が生み出される。
これを止めるためには、こちらから攻撃しなくてはいけない。
しかし、この時点で、自衛隊の理念に反することになってしまう。
確かに、資源に限りのある通常戦闘において、防衛に専念すると言うのは決して愚かな選択とは言えない。敵の資源が尽き、疲弊するまで守りつづげければ、確かに勝てることもある。
ところが、サイバー戦においては、守るだけでは戦闘が終わらないのだ。
防衛のためだけの戦力と言うのは、サイバー戦に置いては非常に無力な存在なのかもしれない。
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サイバー部隊というのは、インターネットやコンピューター、電子情報を駆使して、敵国の情報入手やネットワークシステムの改ざんなどを行う部隊のこと。もちろん、敵国やハッカーなどの攻撃を防ぐのも彼らの役目だ。
今までは、陸・海・空だった国家の戦場が、宇宙開発競争によって新たに宇宙が加わり、インターネットの発達によりネットワークのサイバー空間が新しい戦場として見られるようになってきた。
つまり、これからの国同士の戦いは、5つの戦場で戦われることになる。
陸海空とは違い、宇宙における戦争は非常に高度な技術力が必要なのと、デブリ拡大の懸念などにより、大規模戦争の最終局面に、核の代わりのオプションとして使われる、最後の戦場になるという見方が強い。
その一方で、サイバー空間は被害が分かりにくく、加害者の顔が見えないと言う点で、最も最初のに戦われる戦場だと言われている。
今後の戦争は、サイバー空間から始まり、次に陸海空での戦闘、そして宇宙へと広がっていく。
その中で、中国やロシア、アメリカなどはいち早く戦力の増強を始め、さらに北朝鮮まで高いレベルの戦力を備えていると言われている。
これらの大国に囲まれ、最も重要な地政学的位置にある先進国である日本は、一体サイバー空間に置ける戦闘をどう捉えているのだろうか?
世界の戦力
まず、名実共に最大戦力を誇っているのはアメリカだ。
民間企業だけでも数万のセキュリティ人員が配され、陸海空に海兵隊まで独自のサイバー部隊を備えている。もちろん、有名なCIAやNSAのサイバー部隊も健在だ。
アメリカにまさるサイバー戦力を誇る国家は無いと言って良い。
次に大きな部隊を持っているのが、ロシアか中国だと言われているが、以外に侮れないのが北朝鮮だ。
貧しい装備で有名な北朝鮮だが、それでも人員は豊富だ。
サイバー戦争には設備も大切だが、最も重要なのが人員の質と言われている。
近年起こったハッカーによる個人情報流出事件などは、数十人のセキュリティ要員のいる大企業に対して、数人のハッカーが行ったテロ行為であり、サイバー戦が数や設備の優劣ではなく、優秀な人員によって勝敗が分かれる良い例になってしまった。
北朝鮮などは、貧しいが故に力を入れている分野なのだ。
現在でも1000人を超えていると言う人員が、これからさらに倍になるという。
中国でさえ、サイバー部隊は二千人規模存在すると言われているが、北朝鮮が同じレベルになる。
そして問題の質だが、実は中国は質の劣化が著しいようだ。
というのも、中国の経済規模は急激に成長しており、その中でネットワークに精通する人間の価値は非常に高い。これらのエンジニアに対しては、高い給金が支払われており、軍にいるよりも豊かな暮らしが訳される。
つまり、先進国に行っている引き抜きが、自国のサイバー部隊に対して起こっているのである。
さらに、北朝鮮のサーバーの多くが中国に設置されており、北朝鮮によって被害を受けた場合、中国からのアクセスだと勘違いしてしまう。
もちろん、詳しく調べれば、北朝鮮によるものだとわかるのだろうが、近年多くのハッキング被害が中国サーバーを経由して行われているが、もしかするとこれらの大半が北朝鮮によるものである可能性もありえる。
極東だけでもこれだけの戦力が展開しているのに対して、日本のサイバー部隊と言うのは……実は非常に遅れている。
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日本でも諸外国に遅れながらも本格的なネットワーク防衛部隊が整備されつつあるが、その人員は僅かに100人程度であり、サイバー大国の十分の一以下だ。
性質として、機密情報を保護する事が最大の目的であり、他国の情報を入手したり、ネットワーク上での工作を行う部隊ではない。つまり、防衛のための最低限の戦力としてはそれぐらいが妥当だという判断なのだろう。
しかし、敵が誰なのか突き止めるには、多かれ少なかれ攻撃に近い動きをしなくてはいけない。
ネットワークに置ける防衛とは、隙を作らないことに他なら無い。
仮に完璧なファイアウォールが存在するとすれば、それはどんな手段を用いてもハック出来ない。
通常、ハッキングというのはネットワーク上に存在するシステムの「脆弱性」を使って行われる。
これは、人間が作るプログラムであり、システムである以上必ずどこかに存在し、それを見つけられるかどうかがサイバー戦に置ける成否を分ける。
セキュリティソフトとハッカーの争いなどを見てもわかるように、これには終わりがない。
いくらアップデートしても、次から次へと攻撃手段が生み出される。
これを止めるためには、こちらから攻撃しなくてはいけない。
しかし、この時点で、自衛隊の理念に反することになってしまう。
確かに、資源に限りのある通常戦闘において、防衛に専念すると言うのは決して愚かな選択とは言えない。敵の資源が尽き、疲弊するまで守りつづげければ、確かに勝てることもある。
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