グリエルとセペダを放出したキューバの意図、乗せられた巨人とDeNA [スポーツ]
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キューバ球界に潜む亡命の陰
グリエルがイチローなら、セペダは松井秀喜。
キューバにおける最高の選手を、キューバの野球界は何故日本のチームに貸し出してくれたのか?
理由は色々言われている。
契約金の一部を国が貰うからだとか、
キューバは南半球に位置するために野球のシーズンが日本とは間逆だからとか、
選手を一時的に貸すだけであり、キューバの負担は最小限だからだとか。
それらは全て正解だ。
だが、最大の理由は、選手の亡命阻止にある。
キューバは社会主義国であり、自由に金を稼げない国。
お金を稼ぐために、他国でプレーすることも、
レベルの高い野球をするために、メジャーへ移籍することも許されない。
国を捨てない限りは。
もちろん、今回の日本球界との交流から見て取れるようにそんな国ではなくなりつつある。
インターネットの発達や輸送手段の発達、国と国との境が小さくなるにつれて、
島国であるキューバの人達にとって、海向こうの外国が遠いものではなくなりつつある。
国策として力を入れて育成してきた野球選手が、海外へ亡命してしまうのは国家的な損失だ。
キューバ人にとって、野球は最大のスポーツであり、最高の娯楽。
一流のキューバ人野球選手のプレーを見ることが、毎日の楽しみになっている。
それが、国家の政策のせいで失われてしまうとしたらどうだろう?
国民は政府を決して許せないはずだ。
先進国の日本や米国の選手が、社会主義国であるキューバでプレーする事はあり得ず、
キューバから出て行く事はあっても、キューバに来ることはない。
日本にとっても、一流選手が海外に行くことは多く、決して人ごとではない。
しかし、彼らは必ず戻ってくる。
日本を捨てずに、日本人として海外へ行くからだ。
しかし、今までのキューバ選手は、米国人になっていた。
仮に米国で上手く行かなかったとしても、戻るべき国彼らにはない。
キューバの国の人々が、彼らのプレーを見ることは二度となかった。
しかし、今回の日本球界との交流が全てを変えた。
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レベルの高い野球と圧倒的な年俸
セペダは1億5千万。グリエルは1億。
一般人にしてみれば大金だが、
メジャーも欲しがる一流選手に払う年俸としては少し少ない。
だが、キューバでもらう給料(野球選手は公務員なので税金)よりは、遥かに高い。
そして、キューバの野球も非常にレベルが高いが、日本の国内リーグは米国に次いで2番目のレベルと言われており、キューバの一流選手が実力を試すためにプレーする場としては申し分ない。
そしてなにより、移籍ではないため必ず戻ってくる。
キューバとしては腹が痛むどころか、マージンも貰ってホクホクである。
失ったものは、社会主義国としての誇りぐらいだろう。
とは言え、社会主義国が「国家の元に平等に生活出来る」なんて言うお題目を本気で叫ぶような時代ではない。
強いて言うなら、国家の影響力が資本主義国よりかなり強い程度の普通の国だ。
本来であれば、メジャーに移籍したり、貸出契約ではなくて数年単位で契約する所を貸出にしているだけだ。
キューバの野球選手にしてみても、海外でプレーできる数少ないチャンス。
キューバ最高の一流選手を何故DeNAの様な弱小チームが獲得できのか、なんて問題ではない。
キューバとしても、選手としてもどこでも良かったのだ。
海外で一流選手がプレーしたと言う実績をキューバが欲しがり、
そして、たまたまDeNAが最初に名乗りを上げた。
ただそれだけの先着順。
巨人とDeNAが乗せられたなんていい方は正しくないかもしれないが、
両球団が両選手の獲得を喜んでいる以上に、キューバの野球連盟は今回の交流を喜んでいるのかもしれない。
【関連記事】
キューバ人選手のセペダとグリエル、年俸一億円の価値とは?
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理由は色々言われている。
契約金の一部を国が貰うからだとか、
キューバは南半球に位置するために野球のシーズンが日本とは間逆だからとか、
選手を一時的に貸すだけであり、キューバの負担は最小限だからだとか。
それらは全て正解だ。
だが、最大の理由は、選手の亡命阻止にある。
キューバは社会主義国であり、自由に金を稼げない国。
お金を稼ぐために、他国でプレーすることも、
レベルの高い野球をするために、メジャーへ移籍することも許されない。
国を捨てない限りは。
もちろん、今回の日本球界との交流から見て取れるようにそんな国ではなくなりつつある。
インターネットの発達や輸送手段の発達、国と国との境が小さくなるにつれて、
島国であるキューバの人達にとって、海向こうの外国が遠いものではなくなりつつある。
国策として力を入れて育成してきた野球選手が、海外へ亡命してしまうのは国家的な損失だ。
キューバ人にとって、野球は最大のスポーツであり、最高の娯楽。
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それが、国家の政策のせいで失われてしまうとしたらどうだろう?
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日本にとっても、一流選手が海外に行くことは多く、決して人ごとではない。
しかし、彼らは必ず戻ってくる。
日本を捨てずに、日本人として海外へ行くからだ。
しかし、今までのキューバ選手は、米国人になっていた。
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一般人にしてみれば大金だが、
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そして、キューバの野球も非常にレベルが高いが、日本の国内リーグは米国に次いで2番目のレベルと言われており、キューバの一流選手が実力を試すためにプレーする場としては申し分ない。
そしてなにより、移籍ではないため必ず戻ってくる。
キューバとしては腹が痛むどころか、マージンも貰ってホクホクである。
失ったものは、社会主義国としての誇りぐらいだろう。
とは言え、社会主義国が「国家の元に平等に生活出来る」なんて言うお題目を本気で叫ぶような時代ではない。
強いて言うなら、国家の影響力が資本主義国よりかなり強い程度の普通の国だ。
本来であれば、メジャーに移籍したり、貸出契約ではなくて数年単位で契約する所を貸出にしているだけだ。
キューバの野球選手にしてみても、海外でプレーできる数少ないチャンス。
キューバ最高の一流選手を何故DeNAの様な弱小チームが獲得できのか、なんて問題ではない。
キューバとしても、選手としてもどこでも良かったのだ。
海外で一流選手がプレーしたと言う実績をキューバが欲しがり、
そして、たまたまDeNAが最初に名乗りを上げた。
ただそれだけの先着順。
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両球団が両選手の獲得を喜んでいる以上に、キューバの野球連盟は今回の交流を喜んでいるのかもしれない。
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