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高い機雷掃海技術が仇に!自衛隊、ホルムズ海峡で集団的自衛権の行使? [ニュース]

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なぜ、ペルシャ湾?なぜ、武力行使の可能性?


28日、安倍晋三首相から自衛隊をペルシャ湾のホルムズ海峡に派遣すると言う話があった。
それに絡めて、集団的自衛権の行使にも触れています。

ここで疑問になるのは、

どうして急に自衛隊をペルシャ湾に派遣すると言う話になるのか?

さらに、どうしてそこで集団的自衛権を行使する可能性が出てくるのか?

ということ。


主な理由は二つ。

機雷掃海の必要性と、中東情勢と海賊への不安。

以下、詳しく説明していく。

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機雷掃海の必要性


ペルシャ湾には多数の機雷が未だ数多く残っている。
特に、海峡として幅が狭くなっているホルムズ海峡には特に数が多く、未だ処理しきれていない機雷がまだまだあると言われている。

この機雷はイラン・イラク戦争時に設置されたものと、さらに湾岸戦争時にイラク側が設置したものになる。

時代的にも新しい機雷が多く、昔ながらの接触型だけではなく船体の磁気検知して爆発する新しい機雷などもあり、付近の船舶の航行に高いの危険をはらんでいる。

最近でも、2010年に機雷が原因と思われる爆発で、日本のタンカーが損傷している。
他国でも同様の事故が多発。

日本で使われる石油の8割が通過すると言われるホルムズ海峡の機雷掃海は、世界だけでなく日本にとっても急務だ。

さらに、日本は高い機雷掃海技術を保有する数少ない国の一つである。

保有している機雷掃海艇えのしま級も世界でトップクラスの掃海艇であり、練度も高い。

世界大戦時に自分で設置した機雷を除去しているだけではあるが、
1万個以上も設置してきたため、今尚多数の機雷が日本近海に残っている。

主要航路に関しては除去済みだが、硫黄島含め米軍との戦いがあった諸島付近では機雷がまだ残っており、自衛隊が定期的に機雷除去を行っている。

日本の機雷掃海技術が、今必要とされている。
このための自衛隊派遣といえる。

掃海艇えのしま級
k87.jpg

中東情勢と海賊


そして、ペルシャ湾周辺の不安。
ホルムズ海峡を通る石油は、主にイラン・イラク・サウジアラビア・クウェートのものになる。

イラクはイラク戦争があったばかりで、テロ活動も活発なまま。
イランは去年政権交代があり、穏健派が政権を支配しているものの、過激派の危険性は未だ残っている。

既に戦争の危険は去ったと思われているが、未だ火は燻っている。
何かあった時に、地形的な重要性から真っ先に危険になるのはホルムズ海峡なのです。

さらに海賊。

ソマリア沖の海賊は有名だが、警戒が強まり、ソマリア沖に多数の軍艦艇が展開する様になったため、
警備の厳重なソマリア沖を避けて海賊の活動域を広げつつあるのだ。

ソマリアの海賊は小型の船舶で活動するため、普通の船舶に積んで移動する事ができる。
何の変哲もない中型船に海賊船を積み込み、ホルムズ海峡付近で展開すれば自由に海賊活動を行える。


つまり、自衛隊が機雷掃海活動中のホルムズ海峡で海賊行為が発生したり、
突発的な紛争などが起こった場合、自衛隊はどうするのかというのが、安倍首相が提示した課題と言える。

危険だから、有事に自衛隊は何も出来ないから行かないでは済まない。

力があるのに、技術があるのに何もしないで見ている訳にはいかない。

だから、それ相法の準備、法整備を行っておこうと言う問題提起なのです。


法整備を急ぐ理由として挙げているだけではあるが、いずれ考えていかなければ問題ではある。

どういう方向性に行くべきかはともかくとして、先延ばしにして良い問題では無いはずですね。


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