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東京五輪へ向けて全力でおもてなしレクチャー [ニュース]

握手の仕方から比較文化論まで、筑波大が「おもてなし」講義 東京五輪「ホスト役」育成へ






東京五輪へ向けて、おもてなし要員の育成を始めるようです。

滝川クリステルが”提唱して”話題になったおもてなし。
それに向けた本格的な活動ということです。

おもてなしの心ってなんでしょう?

他の国には無いんでしょうか?
いえ、あるんですよ。アメリカでは”hospitality”って授業あって、
ホテルや航空機アテンダントを育成します。

まるで日本独自の概念みたいに聞こえますが、おもてなしの心というのは世界にもあります。

ただし・・・
日本のそれは独特です。

日本人は礼儀正しいとか、外国人が来て、親切に応対してくれるとか言いますが、
そこには日本人独特のおもてなしの心というのがあるんです。

他国で言う「もてなし」の多くは、相手を「持ち上げる」ことで礼儀正しく、丁寧に応対する事にありますが、
日本では相手を持ち上げるだけではなく、自身を卑下する「謙虚の心」の様なものがあります。

相手がお客様だから、「来てくださってありがとうございます」と丁寧に接するだけではなく、

お客さまに対して、「わざわざこのようなところ(粗末な場所)にお越し頂き、満足なおもてなしは出来ませんけれど」と、立派な家で高級な茶菓子とともにもてなします。

何じゃそら。って感じですが、日本人って海外の人からすれば過剰に謙虚なんですよね。

「敬うおもてなし」と、「謙るおもてなし」で、上限のない過剰なもてなし。

それが日本のおもてなしです。

偉そうに言ってますが、別に専門家とかではないです。個人的な意見です。


ちなみに、このおもてなしレクチャーは「国際マナー」に合わせたおもてなし講義だとか。

これも必要ですが、日本式のおもてなしマナーも一緒に教えて上げて欲しいですね。

昔、外国人の友人が家に来た時、
口に合うだろうと思って洋食でおもてなしをしたのですが、がっかりされました。

いや、そりゃそうですよね。

日本に来たんだから、日本流のおもてなしの方が、楽しんでくれるに決まっています。



ちなみに、おもてなしと言うのは茶道の言葉でもありますが、
それを極めるととんでもないことになる・・・というのを具体的に示してくれた漫画があります。

結構有名なんで、知っている人も多いと思います。NHKでアニメになりましたよね。



「へうげもの」
江戸時代に古田織部という茶道筆頭にまで上り詰めた武将のお話ですが、
織田信長、千利休、徳川家康、豊臣秀吉と有名どころも沢山出てきて、
独特な絵柄や表現も相まって面白いです。

作者の解釈にはなりますが、「そういう形のおもてなしもあるのか」と、
ふと気づかせてくれるような作品になっています。

古本屋とかで探して、気が向いたら読んで見てると良いですよ。


へうげもの(1) (モーニングKC (1487))

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))

  • 作者: 山田 芳裕
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/12/22
  • メディア: コミック











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